日本液晶学会討論会講演予稿集
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2004年 日本液晶学会討論会
セッションID: 1C07
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BLT液晶_-_リオトロピック液晶におけるらせん構造と超分子カイラリティ_-_
*山本 潤新居 輝樹横山 浩
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抄録
サーモトロピック液晶分子はベンゼン環及び側鎖の炭化水素から構成され強い疎水性を示す。そこで油の代わりに、サーモトロピック液晶を用いてサーモトロピック液晶・界面活性剤・水の3成分系による、液晶マイクロエマルジョンができる1)。液晶マイクロエマルジョンでは、界面活性剤・水の作るリオトロピック液晶構造と、サーモトロピック液晶自体の2つの液晶構造が、同時に空間を満たす必要がある。このため、互いの存在が各々の液晶秩序の欠陥となり、周囲に液晶場の歪を生成し、この弾性歪を“場”として、みかけの長距離相互作用が生まれる。この力をデザインすることにより、生体構造のように、構造がより大きなスケールで変調された新たな液晶相を造ることができる。実際、水_-_液晶界面を直接活性化する水-液晶界面活性剤分子(CNBP8-Glucitol (CN-G))を合成し、PAA及びTEGとの3成分系で、新たな液晶相を含む特徴的な相図を示すことを発見した。そこで特に、リオトロピックスメクティック相(ラメラ相)の2分子膜とサーモトロピック液晶が作る系を総称してBLT液晶名づけた。
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© 2004 日本液晶学会
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