抄録
環境教育は、大自然の中や、いわゆる環境学習施設の中で行うものと考えられていることが多い。しかしながら、動物園や科学館などを含む広義の博物館等でも、工夫さえすれば環境教育を行うことは可能だ。近年では、多くの博物館等が施設独自の学習プログラムを用意、環境に関するものも多い。博物館等には、多様な人が訪れる。環境への関心が薄い人にも伝えることができる、絶好の場だと考える。遠足・社会見学など学校での利用も多く、波及効果も大きい。2000 年 (平成 12 年) ごろから 20 年近く試みを重ねている「動物園などを利用した環境教育」を例に、環境学習プログラムの作成方法や、他の施設への応用、見えてきた課題などを紹介する。