電気通信大学大学院情報理工学研究科
2019 年 12 巻 4 号 p. 238-247
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ヘルダーの不等式は,1888年数学者のロジャーズと1889年ヘルダーにより独立にその基礎が見いだされ,以降,関数解析等の解析学の基本的不等式として日常的に多用されている.しかし意外なことに,この不等式の物理的解釈の例は最近まで知られていなかったようである.本稿は,2016年1月の解説論文「非線形問題とヘルダーの不等式」の続編として,この不等式が最近の非線形問題にエレガントな解答と刺激を与えている様子を報告する.
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