電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
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現代におけるコンテンツモデレーションの諸相
─公的・私的な「場」と表現の自由─
森下 壮一郎
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2026 年 19 巻 4 号 p. 236-247

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抄録

ソーシャルメディアの規模の拡大に伴い,コンテンツモデレーションはプラットホーム運営と表現の自由とのバランスを巡る重要課題となっている.本稿は,日本の法制度や総務省のガイドラインを前提に,違法情報対応や通信の秘密,巨大プラットホームの準公共性,透明性や受忍限度などの視点を手がかりとして,実務的および規範的論点を技術者向けに整理する.そのうえで,「許容される表現」と「保護される表現」を区別する枠組みと具体事例を示し,更に機械学習による自動モデレーションを権限委任として捉えながら,説明可能性と人の関与を含むガバナンスの重要性を述べる.

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