電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
Online ISSN : 1882-0875
IMQ研究会提案
ミニチュア効果
―画像のぼけと距離と大きさの知覚―
佐藤 隆夫草野 勉
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5 巻 (2011) 4 号 p. 312-319

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抄録

ミニチュア効果とは,街の風景,建物,車など,ある程度の大きさを持つものを撮影した写真で,被写体が,まるでおもちゃを撮影したかのように小さく感じられる不思議な効果である.この効果の要因として最大のものは,中心から周辺に向かって大きくなるぼけである.通常の視覚においてもそうしたぼけは存在するが,ミニチュア効果が生じる写真ではそうしたぼけが誇張されている.誇張されたぼけによって,撮影距離が実際よりも短く知覚され,その結果被写体が小さく感じられる.ここでは,ぼけが視覚に対して,特に,距離知覚に対して持つ効果を視覚心理学的な見地から検討し,ミニチュア効果の生成の原理を考察する.

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© 2012 一般社団法人 電子情報通信学会
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