電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
Online ISSN : 1882-0875
ISSN-L : 1882-0875
5 巻, 4 号
選択された号の論文の19件中1~19を表示しています
表紙
ごあいさつ
解説論文
R研究会提案
  • 眞田 克
    2012 年 5 巻 4 号 p. 293-301
    発行日: 2012/04/01
    公開日: 2012/04/01
    ジャーナル フリー
    水道管からの水漏れと同じくLSIも欠陥箇所を介して電流が漏れ出し故障に至らしめる.この漏れ電流現象はLSIを評価する重要なパラメータの一つである.しかしながらDSM(Deep Sub-Micron)化に伴うデバイス技術の進展は電流値を用いた評価を困難とした.この問題を克服すべく,テスト技術は統計処理による正常/異常値間の差分の顕在化による識別法更には電源電流の波形の相関比較やフーリエ変換による数理処理により異常の有/無を顕在化する技術が開発されている.故障診断技術は漏れ電流の特徴を用い,論理情報と組み合わせることで簡易で高精度に故障候補を特定する技術の開発で評価技術の向上が図られている.
MSS研究会提案
IMQ研究会提案
  • ―画像のぼけと距離と大きさの知覚―
    佐藤 隆夫, 草野 勉
    2012 年 5 巻 4 号 p. 312-319
    発行日: 2012/04/01
    公開日: 2012/04/01
    ジャーナル フリー
    ミニチュア効果とは,街の風景,建物,車など,ある程度の大きさを持つものを撮影した写真で,被写体が,まるでおもちゃを撮影したかのように小さく感じられる不思議な効果である.この効果の要因として最大のものは,中心から周辺に向かって大きくなるぼけである.通常の視覚においてもそうしたぼけは存在するが,ミニチュア効果が生じる写真ではそうしたぼけが誇張されている.誇張されたぼけによって,撮影距離が実際よりも短く知覚され,その結果被写体が小さく感じられる.ここでは,ぼけが視覚に対して,特に,距離知覚に対して持つ効果を視覚心理学的な見地から検討し,ミニチュア効果の生成の原理を考察する.
TL研究会提案
  • —法令文書の解析を中心に—
    島津 明
    2012 年 5 巻 4 号 p. 320-328
    発行日: 2012/04/01
    公開日: 2012/04/01
    ジャーナル フリー
    我々の社会は非常に多数の相互に関連した法令により規定されている.社会というシステムを考えたとき,法令がこのシステムの仕様書の役割を果たしていることを意味するが,法令の持つシステム的側面は従来十分な研究対象になっていない.今後本格化する電子社会においては,法令は一層重要な役割を持ち,安心な社会の実現には,法令の持つシステム的側面を捉える方法論が期待される.「法令工学」は,法令に情報科学的手法,ソフトウェア工学的手法を適用し,完全で矛盾のない法令の制定,法令が規定する社会基盤情報システムの開発などを計算機で支援するための方法論を研究する.本稿は,法令工学の目的やアプローチを紹介し,法令設計の支援,法令の文書化,法令の論理的検証,法令構造指向アーキテクチャなどの課題について示し,課題の解決に重要な役割を担う技術の一つとして,法令文書の言語解析について紹介する.
EA研究会提案
  • ―収音条件の観点から―
    小野 一穂, 杉本 岳大, 濱崎 公男
    2012 年 5 巻 4 号 p. 329-339
    発行日: 2012/04/01
    公開日: 2012/04/01
    ジャーナル フリー
    音声信号のデジタル化,マルチチャンネル化に伴い,音波を電気信号に変換するマイクロホンに対する要求も高度かつ多様化している.放送においても実際に収音を行う現場では,収音する対象や環境に応じて多種多様なマイクロホンを使い分ける.そこで本解説は,収音条件の観点からどのようにマイクロホンが選ばれ使われるかについて,近年の研究成果の紹介も交えて解説を行う.
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