Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
SDラットに自然発生した奇形腫
伊藤 豊志雄代田 欣二鍵山 直子
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1985 年 34 巻 2 号 p. 207-209

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抄録

実験処置のほどこされていない6週齢, オス, Sprague-Dawleyラットが死亡した。ラットは腹部が膨満しており, 剖検により, 腹腔内に背部正中線上より発生したと思われる直径3×4cmの球状の腫瘤が認められた。組織学的検索により, この腫瘤は皮膚, 神経節, 筋肉, 軟骨, 骨, 膵, リンパ節, 線維性結合組織脂肪織などより構成されており, 奇形腫と診断した。

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© 社団法人日本実験動物学会
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