Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
自然発症てんかんラットとtremorラットにおける行動発達の遅延と自然発症てんかんラットにおけるオペラント学習能力の遅滞
浅野 裕三岡庭 梓芹川 忠夫山田 淳三
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1990 年 39 巻 1 号 p. 69-74

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抄録
自然発症てんかんラット (SER: zi/zi, tm/tm) の生後の行動発達およびオペラント学習能力について, その親タイプ動物である突然変異体のtremorラット (tm/tm) とzitterラット (zi/zi) を対照として検討した。眼瞼開裂前ではtremorラットとKyo: Wistar系ラットおよびSERと同腹非SER群 (SER-N: zi/zi, tm/+あるいはzi/zi, +/+) 間の体重増加および立ち直り反射 (righting reflex on a surface) にはほとんど差を認めなかったが, 眼瞼開裂後の立ち直り反射 (righting reflex in air) , traction performaneおよびrotarod performanceではKyo: Wistar系ラットに比べtremorラットが, SER-Nに比べSERの方が発達が遅かった。zitterラットのrotarod performaneはzi遺伝子をホモにもつSER-Nに比べて遅延した。オペラント学習行動の遅延はKyo: Wistar系ラットと比較したtremorラットよりも, SER-Nと比較したSERにおいて, より顕著であった。このようにtm遺伝子あるいはtm遺伝子にzi遺伝子が加わることによって, 生後の行動発達および学習能に抑制効果が及んだものと考えられる。
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© 社団法人日本実験動物学会
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