抄録
雄フェロモンおよびPMSG投与によって誘起されるマウス妊娠阻止時のプロジェステロン濃度を調べた。雄近接によりプロジェステロン分泌の上昇がみられず, 性周期から妊娠黄体への移行が阻止された。PMSG投与による妊娠阻止の誘起に顕著な系統差がみられた。C3H, BALB/c系ではC57BL/6系よりも少ないPMSG量で妊娠阻止が誘起された。PMSGによる妊娠阻止時のプロジェステロン濃度は, PMSG投与翌日に一旦上昇し, 以後下降した。このことから, PMSGの処置は雄近接による妊娠阻止を模倣していることが示唆された。