抄録
トマトの促成栽培における全量基肥施肥が収量および品質に及ぼす影響について2021年度および2022年度の2か年
間検討した。両年とも全量基肥施肥栽培の土壌中の硝酸態窒素量は栽培期間中,慣行施肥と比べ低い水準で推移した。収量,商品果率および1果重に有意な差が認められず,全量基肥施肥栽培は慣行施肥栽培と同等の収量および品質の果実を得ることができた。同時に,全量基肥施肥栽培では一作当たり8回の追肥作業が不要となり,32時間/10aが削減でき,肥料代も安価であることから,生産費を減じることができ普及性は高いと考えられる。