ファルマシア
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最前線
ラマン分光法と製剤のケミカルイメージング・マッピング
小出 達夫
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2016 年 52 巻 5 号 p. 412-416

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抄録

製剤開発の段階において、目的となる品質を満たすように製剤設計を行うには、医薬品製品の特性を理解し、製剤開発を行う必要がある。近年、そのための分析評価技術として製剤のケミカルイメージング・マッピング手法が注目されている。本稿ではラマン分光法及びそのイメージング・マッピング法の製剤への適用について、低波数領域のラマン分光法を中心に紹介するとともに、イメージング・マッピングの解析を行うにあたり注意すべき点について解説する。

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© 2016 The Pharmaceutical Society of Japan
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