ファルマシア
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酸素から視た生活習慣病の新しい理解
武田 憲彦
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2017 年 53 巻 3 号 p. 228-230

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抄録
心臓,腎臓そして肝臓はいわゆる生活習慣病の病態において中心的な役割を果たしている.我々の体の細胞は絶えず呼吸をすることで酸素と二酸化炭素のガス交換を行っているが,これら3つの臓器は特に多くの酸素を消費することでその機能を維持している.さらに,塩分摂取の増加や,血圧上昇は酸素需要を増加させると考えられる.本稿では,酸素シグナルという視点からの生活習慣病の病態解明に向けた新たなアプローチを紹介する.
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© 2017 The Pharmaceutical Society of Japan
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