ファルマシア
Online ISSN : 2189-7026
Print ISSN : 0014-8601
ISSN-L : 0014-8601
最前線
原薬製造工程におけるQuality by Designの実践
統計手法活用の環境作りとプロジェクト実践例
村瀬 辰史
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 53 巻 5 号 p. 420-424

詳細
抄録
医薬品は健康維持に重要な役割を果たす一方で,その品質不良は生命に悪影響を及ぼす可能性がある.そのため,医薬品・原薬の品質管理では,試験による品質の確認だけでなく,深い理解を伴った頑健な製造工程によって,高品質の製品を間違いなく製造すること,すなわち「品質を製造工程で造り込む」Quality by Design(QbD)が重要視されている.本稿では,工程の頑健性を示す方法論の1つとして統計手法に着目し,その活用に向けた環境作りと,当社開発プロジェクトでの実践例について紹介する.
著者関連情報
© 2017 The Pharmaceutical Society of Japan
前の記事 次の記事
feedback
Top