ファルマシア
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エクソソームを用いた標的指向DDS
中瀬 生彦
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2018 年 54 巻 1 号 p. 26-30

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抄録
エクソソームは、生体を構成する殆ど全ての細胞が分泌する小胞であり(直径約30~200 nm)、細胞間コミュニケーションで重要な役割をしている。またエクソソームは、次世代の薬物運搬体の候補材料として、その薬学的な観点からの高い優位性が注目されている。本稿では、エクソソームの細胞内移行におけるマクロピノサイトーシスの重要性、機能性ペプチドを用いたエクソソームの細胞内移行促進、及び、受容体標的を中心に研究紹介する。
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© 2018 The Pharmaceutical Society of Japan
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