ファルマシア
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最終回 製剤化のサイエンス
第58回 エピナスチン塩酸塩錠「トーワ」
松尾 純
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2018 年 54 巻 2 号 p. 154-156

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抄録

エピナスチン塩酸塩は、抗ヒスタミン作用とアレルギー反応に関与するケミカルメディエーターの遊離抑制作用を有するアレルギー性疾患治療剤である。エピナスチン塩酸塩の特性として強い苦みと高い水溶性、光による高い分解性がある。
後発医薬品開発にあたって、薬物の特性を考慮し、先発製剤と生物学的に同等で安定性が担保され、且つ、生産において特殊な機器や技術を必要とせず、医療現場で取り扱いやすい製剤の開発に成功した。

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© 2018 The Pharmaceutical Society of Japan
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