ファルマシア
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創薬研究におけるディープラーニングの応用
大野 研松本 健太郎
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2018 年 54 巻 9 号 p. 859-861

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抄録
人工知能(artificial intelligence:AI)とは「学習」「認識」「予測・推論」「計画・最適化」などの知的活動をコンピュータシステムによって実現する技術であり,ディープラーニング(deep learning:深層学習)は現在の第三次AIブームを支える中核技術と言える.ディープラーニングは2006年に提案されて以降,様々なコンペティションで従来法を凌駕する性能を示しており,ゲーム(将棋や囲碁など),画像認識,音声認識,翻訳,自動運転などの分野で劇的な進歩をもたらした.今回はディープラーニングの創薬研究における応用例について,我々が取り組んできた画像解析を用いた創薬スクリーニングを中心に紹介する.
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© 2018 The Pharmaceutical Society of Japan
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