特集:ドラッグリポジショニング研究の現状と今後の展望
特集にあたって:ドラッグリポジショニングとは,特定の疾患に有効な治療薬から別の疾患に有効な新たな薬効をみつけだすという研究手法である.安全性が確保されている既存の治療薬を新薬として利用するため,その手法が注目されている.本特集では,iPS細胞や大規模な医療情報(データベース)を活用して独創性の高いドラッグリポジショニング研究を推進されている先生方に執筆していただくことにより,本研究の利点や問題点,今後の展望などについて考えてみたい.
表紙の説明:特定の疾患に有効な治療薬から,別の疾患に有効な新たな薬効をみつけだすという研究手法を,「治療薬のリサイクル」というイメージで表現した.