東京大学大学院薬学系研究科蛋白質代謝学教室
2020 年 56 巻 1 号 p. 11-15
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プロテアソームはユビキチン化タンパク質を選択的に分解するタンパク質分解酵素複合体である。様々な神経変性疾患の病態発症要因の一つにプロテアソームの機能低下が挙げられる他、がん細胞のストレス応答機構としてプロテアソーム活性の亢進が示されていることから、プロテアソームを標的とした創薬は広範な意義を持つ。本稿では、既存のプロテアソーム阻害薬の概要と、プロテアソームを標的とした創薬戦略の将来を展望する。
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