岩手医科大学薬学部生物薬学講座生体防御学分野
2020 年 56 巻 2 号 p. 142-146
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モデル生物として広く用いられている線虫Caenorhabditis elegansの多機能臓器である腸の細胞内には,腸内顆粒と呼ばれる顆粒状のオルガネラが豊富に存在している.筆者らを含めた国内外の研究により,腸内顆粒が実際には性質の全く異なる複数種類のオルガネラで構成されていること,これらの腸内顆粒が腸の多機能性を支えていることが明らかになってきた.本稿では,各腸内顆粒のキャラクターや形成機構について,これまでに得られた知見を紹介する.
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