大阪大学蛋白質研究所
2020 年 56 巻 6 号 p. 504-508
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内膜・ペリプラズム・外膜と異なる環境下に存在する構成タンパク質が巨大な複合体を形成し機能するRND型多剤排出ポンプは,グラム陰性菌の多剤耐性化の主要な要因の1つである.院内感染菌の1つとして知られる緑膿菌において, 恒常的に発現し幅広い系統の薬剤を排出する最も主要なポンプがMexAB–OprMポンプである.このポンプの立体構造から明らかになった薬剤排出機構について述べる.
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