2022 年 58 巻 7 号 p. 691-694
PBPM(Protocol Based Pharmacotherapy Management)とは,事前に合意・作成されたプロトコールに基づき薬剤師が医師等と協働して薬物治療を実施することであり,医師の業務負担軽減のみならず薬物療法の質向上にも寄与する病院薬剤師にとって重要な業務の1つである.当院では2022年4月現在,7つのPBPMを導入しており,その内容は「代行処方」「代行検査オーダー」「疑義照会簡素化」と多岐にわたっている.本稿では2020年に導入した「医薬品適正使用を目的とした血液・尿検査の代行オーダー」について紹介したい.