第一薬科大学薬学部
2025 年 61 巻 12 号 p. 1064-1068
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有機フッ素化合物PFASは、その有用性から1950年代以降、広く利用されてきた。しかし近年、その環境中での難分解性や生物蓄積性、さらにはヒトへの曝露と健康影響が国際的に懸念されている。PFASは日本においても水道水から検出が報告されており、さらに食事経由、特に食用魚介類を介した曝露があると考えられる。主要なPFASであるPFOA、PFOSはヒトで腎クリアランスが乏しく、げっ歯類と比べて血中半減期がはるかに長い。PFASの曝露と体内動態の解明に向けた包括的な研究が求められている。
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