ミニ特集:計算化学:予測と実践
ミニ特集にあたって:大型計算機の高性能化やワークステーションの普及により,理論化学計算によって実験結果を深く考察し,より洗練された反応や優れた性能を示す触媒の開発につなげていくという研究プロセスは,いまや一般的になりつつある.さらに近年では,機械学習を活用してどのような反応が起こるか事前に予測して,効率的に研究を進める試みも一定の成果を収めるようになってきた.今回のミニ特集では,この分野で最先端の研究を展開されている先生方に,最新の研究成果をご紹介いただいた.
表紙の説明:61巻偶数号の表紙を飾るのは,ピクトグラムである.様々な分野で活躍するファルマシア読者の姿をイメージしてデザインした.ご自身の姿と重なるピクトグラムは見つかるだろうか.見つからないという方は,ご自身の姿を表現するピクトグラムを思い浮かべてほしい.表紙のイメージよりも多くの分野の方々にファルマシアが届くことを願っている.