日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2002年大会学術講演会研究発表論文集
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階段の段差視認性向上に関する研究
その1 形状·配色による分類
加藤 直子対馬 隆介渡邊 健
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p. 23

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抄録
段差を視認するためのプレートが、地下鉄やJRの階段で随所に見られる。しかし、その種類は多様でプレートを必要とする者にとって利便性が悪い。また摩耗による損傷を受け、みづらくなっているプレートも少なくない。本研究は段差の視認性の高い、統一されたプレートの確立を目的としている。本報告では、まず始めに営団地下鉄(銀座線·南北線·有楽町線)の実態調査を行った。次に弱視者、および健常者の立場から見やすいとされるプレートの形態の抽出を試みた。それぞれのプレートの配色における明度差値を表し、そしてサンプルを用いて行った健常者へのアンケートの結果によって、その形態を比較及び検討した。
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© 2002 日本建築仕上学会
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