抄録
建設廃棄物の中で大きな位置を占めるコンクリート塊を再生骨材として,寒冷地で幅広い活用を図ることを目的に実施した研究の成果をまとめたものである。先ず寒冷の程度を考慮した耐凍害性を評価する基準を定め、その有用性を東北地方42地点の気候資料を基に検証した。即ち各地域の10年に一度出現する最低気温を気象資料から求め,その結果各観測地点のほとんどが−10±2,−14±2,及び−18±2℃の3水準の何れかに属することを示した。次にこの気温区分を再生骨材モルタルの凍結融解試験の環境因子として取入れ、空気量の有無及び各種W/Cの条件の基に凍結融解試験を実施した。その結果、各種気象環境下での建築の仕上げ材料或はコンクリート二次製品の仕上げ部として使用可能な再生骨材モルタルの材料条件を明らかにすることが出来た。