抄録
「建設リサイクル法」が施行され、分別解体と特定建設資材の再資源化が義務付けられた。ALCは特定建設資材ではないが、分別解体の必要性を認識し、「ALCの分別解体に関する研究」を日本建築仕上学会に委託し、「建築物等に使用されるALCパネルの分別解体工事施工指針(案)」の作成作業を行った。ALCに関しては、JIS(製造)、JASS(施工)、タイル張り指針(仕上)、外壁補修工法指針(維持・保全)等の規格・指針類が既に発刊されており、今回の解体に関する指針が発刊されれば材料としてのサイクルが完結することになる。ALCパネルの解体に限定した記述とすることを方針とし、躯体の解体に関することは、必要な場合を除き記述を避けた。また、ALCが多く使用されている、中低層の鉄骨建築物を対象とした。リサイクルに関する関心が高まる中で、一建材ではあるが指針の形にまとめることが出来たことは、大きな意義がある。