抄録
低臭型メタクリレート系塗り床材の臭気と冷熱サイクル性について評価した。臭気の評価は、官能試験と臭気センサーによる2種類を実施し、水系材料に近いレベルにあることを確認した。また官能試験と臭気センサーの値は相関がみられ、臭気センサーで簡易的な評価ができることが分かった。冷熱サイクル試験では、ポリマーに架橋構造を有する低臭型MMA系塗り床材がMMA系塗り床材よりも表面劣化が少なく良好であった。動的粘弾性スペクトルにより、低臭型MMA系塗り床材は20~90°Cの温度領域でtanδが高く、ポリマー構造の架橋が冷熱サイクル時の伸縮などに対して抵抗性があることが示唆された。