抄録
シリコーン系浸透性吸水防止材は撥水性、耐透水性、通気性に優れ、塗付後も基材の素材感を維持したまま濡れ色防止の効果を有し、市場に浸透してきている。一般にアルキル・アルコキシシランは、コンクリート内部への水の浸入を防ぐ障壁を形成するとされており、本研究者らはさらに長期の防水効果を得るため、主に撥水持続性に関する研究を行ってきた。撥水持続性を高めた開発品を含め、市販の各種浸透性吸水防止材を、促進耐候性試験(SWOM: 2000時間)と屋外暴露試験(2年)で評価した結果、いずれの試料でも防水性の持続性が確認された。表面の撥水性では開発品において、その持続が確認され、水濡れ色防止性にも優れていることが判った。