抄録
近年、景観に対する人々の意識が高まっており、自治体が美しい景観づくりへ誘導するような動きも見られる。一方で、スクラップアンドビルドを繰り返してきた我が国でも、建築の長寿命化が望まれるようになってきた。このような背景のもとで、色彩が印象評価に及ぼす影響の大きさを考慮すると、建築物の外装材の色彩の選定を慎重に行うことが重要であると思われる。本研究では、傾斜屋根を持つ団地型集合住宅を対象とし、その屋根面の色相・明度・彩度の違いがどの程度、景観の印象評価に影響を与えるのか、その特性を明らかにすることを目的とする。