抄録
利用率20%以下のゴムの木、利用されることなく焼く・埋めるなどされているヤシの樹のように厄介物として処分されている樹木は多い。限りある森林資源を有効活用することは地球レベルの環境問題に直結している。そこで、(1)伐採される樹木の利用率をアップさせる事(2)多くの未利用材を建築材や家具材として蘇らせること、を目指して開発されたのが、木材改質技術EDSである。EDSは熱燻式原理を基に、木材として利用価値の低い間伐材、低質材、未利用材、早生樹をプログラム化された熱処理工程を経る事により、成長応力を緩和し、木材の欠点(反り、割れ、変形、腐敗、虫食い、ヤニなど)の少ない市場性の高い木材に転換する技術である。しかもその工程で化学薬品などを一切使用せず、熱源として化石燃料の代わりに、建築・林地廃材などを利用できる資源リサイクル型技術として環境問題に充分配慮している。