抄録
本研究は、骨材に軽量骨材として炭カル発泡粒を用いた軽量モルタルによる塗り仕上げ材の乾燥収縮ムーブメントを評価した実験的研究である。フローの異なる4種類の調合について、板状試験体の上面および下面の乾燥収縮ひずみを測定し、伸縮、反りおよび質量変化率を評価した。その結果、以下の知見が得られた。(1)乾燥収縮ひずみは塗り層上面よりも下面において大きくなり、外に凸となる反りを示した。(2)伸縮はフローによる差異は見られないものの、いずれの調合においても28日放置後では1500μ程度の値を示した。(3)質量変化率は大きいフローにおいて小さくなる傾向を示したが、伸縮への影響は認められなかった。