日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2004年大会学術講演会研究発表論文集
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仕上げ材がコンクリートの乾燥収縮に及ぼす影響に関する研究
*今本 啓一石井 寿美江
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p. 45

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抄録
コンクリートは、乾燥収縮によってひび割れを生じる。乾燥収縮に関する研究は古くより行われているが、多くはコンクリート自体の収縮に関するもので、仕上げが施された状態での研究は極めて少ない。建築物は一般に躯体に仕上げが施される場合が多い。よって、建築構造物の収縮ひび割れ制御を図るためには、仕上げが施された状態での収縮挙動を把握する必要があると考えられる。そこで、本研究は、30cm×30cm×18cmのコンクリートの試験体に種々の仕上げを施し、仕上げ材がコンクリートの乾燥収縮性状に及ぼす影響を調べた。その結果、仕上げ材の種類によってはコンクリートの乾燥収縮性状に著しく影響を及ぼすことが明らかとなった。
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© 2004 日本建築仕上学会
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