日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2007年大会学術講演会研究発表論文集
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防水1
ポリイソブチレン系シーリング材の目地汚染性に関する研究
その4 既設SR-2改修目地における屋外暴露9年経過後の撥水汚染防止効果
*岡 徹村瀬 雅明中山 喜光大澤 悟
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p. 55

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抄録

シリコーン系シーリング材はその卓越した防水性能とは裏腹に経年で撥水汚染を呈し、建築物の美観や意匠を損ねる課題を有している。その為、低汚染性と高耐久性を同時に満足する材料が強く望まれている。既に我々は2成分形シリコーン系シーリング材(以下 SR-2)と同等の性能を有し撥水汚染がない2成分形ポリイソブチレン系シーリング材(以下IB-2)を用いて既設SR-2を改修した目地に対し3年間の屋外暴露試験を実施し、接触角測定や明度差測定により撥水汚染度を数値化させ、IB-2が撥水汚染防止に有用である事を示した。本報告では、さらに6年間の屋外暴露試験を継続させ、屋外暴露9年経過後においてもIB-2が撥水汚染防止に有用なシーリング材である結果を得たので、その結果を報告する。

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© 2007 日本建築仕上学会
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