抄録
環境負荷低減を目的として、アクリルシリコン系木材用着色保護塗料を開発し、耐液体性、耐湿潤繰返し性などを測定し、促進耐候性及び暴露試験を行った。その結果、開発した木材用着色保護塗料は、色差の劣化が少なく、撥水性も高い結果が得られた。従って、開発した木材用着色保護塗料を使用することにより、木材の耐久性を高めて廃材を減少させることができ、塗り替え期間を長くでき、改修費用等を抑えられると評価されて、清水寺等の木造社寺建築で使用されている。本報では、この木材用着色保護塗料の開発経緯、試験・評価結果、さらにはその施工事例を紹介する。