日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2009年大会学術講演会研究発表論文集
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ALCパネルのマテリアルフロー作成のための新築現場端材発生量調査
*塩出 有三清家 剛小山 明男田村 雅紀鷹野 宏輝田口 尚近藤 伸美
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 013

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抄録
近年、建築廃棄物の適正処理は重要な課題となっており、それはALCパネルについても例外ではない。本研究では、今後の環境問題に対応するために、ALCパネルの物質循環を把握する必要があると考え、ALCパネルのマテリアルフローを作成することを目的とした。そのためには、新築現場からのALC端材排出量の実態と、個別の現場でのALC端材発生メカニズムを把握する必要があるため、前者については、広域認定制度に基づくALC端材の回収実績の分析と、後者については、施工現場8件において、施工図を用いた詳細調査を行った。その結果、新築現場におけるALC端材発生の要因や発生比率などを把握することが出来た。これらより、マテリアルフロー作成の課題であったALC端材発生量の推計用比率を決めることができ、実態を踏まえたマテリアルフローを完成することができた。
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© 2009 日本建築仕上学会
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