日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2009年大会学術講演会研究発表論文集
会議情報

軽量セメントモルタルラス下地タイル張り工法の面内せん断試験
*大原 信二名知 博司小野 正小嶋 秀典
著者情報
会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 016

詳細
抄録
ラスモルタル下地への、タイル張り仕上げに対する需要は高く、セメントモルタルまたは弾性接着剤を用いた手張り工法で施工されているが、RC造躯体と比較して、面内だけでなく、面外にも変形するラスモルタル下地に対するタイル張りの安全性を危惧する声も多い。一方、ラスモルタルとして、砂モルタルに変わり既調合軽量セメントモルタルが普及しているが、RC造躯体に対する張付け工法をそのまま流用した場合、コンクリートや砂モルタルと比べ、軽量モルタルの強度が低いため、タイル張り下地には適さないとされている。本報告では、3種類のタイル張付け材料について面内せん断試験を行い、ステープルの引き抜きに伴うモルタル層の脱落の危険性と、タイルの剥離・剥落状況を実験により確認した。
著者関連情報
© 2009 日本建築仕上学会
前の記事 次の記事
feedback
Top