日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2009年大会学術講演会研究発表論文集
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外装用塗料・仕上塗材の標準耐用年数に関する調査研究
その4 美観上の塗装仕様別リファレンスサービスライフの設定と検証
*小久保 正美大澤 悟久保田 浩添田 智美巴 史郎名知 博司山田 人司
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 058

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抄録
外装塗料・仕上塗材の耐用年数推定に関しては,建設大臣官房技術調査室監修「外装仕上げの耐久性向上技術」および「鉄骨造建築物の耐久性向上技術」(1996)の成果があるが,出版から約20年を経ており,高耐候材料の出現,水系化への移行,使用されない材料の淘汰が見受けられる。そこでその成果の見直しを行い,現状の塗装仕様における寿命予測に有効な資料を作成することとした。本報では,塗料製造所各社へのアンケート調査結果をもとに,美観の観点からのRSLCを仮設定し(光沢保持率30%),既往の文献からその妥当性を検証した例を述べた。また,光沢保持率と白亜化の関係を分析した結果,仮設定値(光沢保持率30%は白亜化度(CK3)と概ね対応していることがわかった。
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© 2009 日本建築仕上学会
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