日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2009年大会学術講演会研究発表論文集
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磁器タイル床面の意匠性を損なわない防滑工法の検討
*松本 幸二柳原 正伸深田 修也湯本 俊己
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 059

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抄録
降雨等により表面が濡れた磁器タイル床は、摩擦抵抗が低下し滑りやすくなり、転倒の原因となるため危険である。一般的に滑りを防止する手段としては、凹凸のあるテープやシールを貼る「テープ処理」、薬品でタイル表面の摩擦抵抗を向上させる「薬品処理」、塗床材に硅砂を散布する「コーティング処理」が多く採用されている。しかし市場の要求性能を考慮すると、これらの手段では「意匠性」・「効果の持続性」などの課題が残る。今回検討した防滑工法は、透明な樹脂皮膜を用いたコーティング処理に該当するものである。既存の「テープ処理」・「薬品処理」と比較検証を行い、その結果開発品の市場要求に対する優位性が確認された。
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© 2009 日本建築仕上学会
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