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本研究は、光触媒塗料の藻類及びかびに対する効力を実験室において促進的に評価する方法を検討しつつ、その性能を検証するものである。具体的には、屋外での藻類及びかびの発生の再現性を高め、低光量下における藻類の初期発生の検討するため、JIS Z 2911(かび抵抗性試験)とJIS R 1705(ファインセラミックス-光照射下での光触媒抗かび加工製品の抗かび性試験方法)を参考とし、実験を行った。その結果、低光量においても光触媒活性により、藻類及びかびの初期発生を抑制する効力をしめすことを確認した。ただし、塗料に防藻・防かび剤を添加した場合は、初期段階において光触媒活性より効力が高いことがわかった。