抄録
すべての平面図形が4色塗り分け可能であることはすでに証明されているが、ある種の条件を満たす平面図形は、3色塗り分けや、2色塗り分け可能なものが存在することは、経験的によく知られている。建築仕上げでは、2色塗り分け平面図形は、水玉模様など地と図からなる模様が知られ、さらに壁面や床・天井面などの枠付平面では、網代編を始めとする市松模様やストライプ模様など、多くの事例をあげることができる。本研究では、一般的な自由平面、及び枠付平面の双方を対象に、どのような条件が満たされれば2色塗り分け可能かを、グラフ理論の双対構造を用いて構造分析を行ない、基本的な類型パターンを分類・整理して、建築仕上パターンの新たな可能性を追求したものである。