日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2013年大会学術講演会研究発表論文集
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2013年大会学術講演会研究発表論文集
築40年以上経過した既存鉄筋コンクリート造建築物の耐久性に及ぼす仕上げ材料の影響とその評価
*中井 明日香田中 章夫庭野 究雨宮 栞今本 啓一清原 千鶴佐藤 幸惠
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 13-

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抄録
昭和40年頃の高度経済成長を受け、鉄筋コンクリート造建築物が多く建設された。現在これらの建築物は経年によって劣化している状態であり、また社会的に建築物の長寿命化が望まれていることなどから既存建築物の補修や改修の必要性が高まっており、調査・診断を行うことで建物の劣化の過程や状態を把握することは重要といえる。しかし、既存RC造建築物の調査事例は必ずしも多くない。そこで本研究では劣化予測、劣化状態を非破壊に評価する手法および各種仕上げ材料と躯体の中性化進行の関係について検討するための基礎的資料とすることを目的に、昭和40年代に建設されたRC造建築物2件を対象に目視による外壁のひび割れ、コアを採取し圧縮強度や中性化深さの測定および非破壊な手法の透気試験を実施した。
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© 2013 日本建築仕上学会
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