日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2014年大会学術講演会研究発表論文集
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2014年大会学術講演会研究発表論文集
アルミニウム合金製建築材料に対する粉体塗装の性能評価
その9 粉体塗装性能評価方法の標準化
*近藤 照夫野平 修後藤 善光佐藤 信幸
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 31-

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抄録
粉体塗料を施したアルミニウム合金材料を建築外装として適用することを目的として、実験的な評価や海外における実態調査を実施している。本報では、海外における性能評価方法であるQUALICAOTとAAMAの内容を検討して、日本の建設分野の実情を考慮した粉体塗装に対する性能評価方法を検討して、軽金属製品協会規格(案)として提案している。取上げた評価項目は、(1)外観 (2)色調 (3)表面光沢 (4)塗膜厚さ (5)塗膜硬度 (6)初期付着性 (7)耐沸騰水性 (8)耐衝撃性 (9)耐切断・孔あけ加工性 (10)耐溶剤性 (11)耐アルカリ性 (12)屋外暴露耐候性 である。耐カッピング性や耐屈曲性は、日本では塗装後の加工は一般的ではないため、取上げていない。促進耐候性の評価は、実際の屋外暴露試験との相関性が十分に把握できていないため、本規格には取上げていない。上記の評価項目全てに対して、解説が付されており、規定の背景や補足説明がされている。
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