日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2014年大会学術講演会研究発表論文集
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2014年大会学術講演会研究発表論文集
建材表面塗布型防カビ剤の検討
*冨田 洸武廣 絵里子澤田 瑞恵三原 邦章風見 直鴻巣 正幸
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 33-

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抄録
非空調の倉庫や地下室などでは施工中や竣工直後にカビが発生する場合があり,カビ発生を防ぐ有効な対策として,建材表面に直接塗布可能な塗布型防カビ剤を開発し,防カビ性能の評価,各種検討,実証試験を行った。その結果,開発防カビ剤は,同様な使用方法の市販防カビ剤と比較して有効性が高く,様々な建材上でカビ抑制効果を確認した。また,カビ抑制効果を少なくとも12ヵ月は持続すること,水濡れによってカビ抑制効果が徐々に低下するがが塗布量を増すことによって対策可能であること,外観変化が小さいことを確認した。さらに,カビ発生部位で検証試験を行い,開発防カビ剤はカビの再発生を防ぐことができ,有効な対策であることが実証された。
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© 2014 日本建築仕上学会
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