日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
2015年大会学術講演会
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2015年大会学術講演会研究発表論文集
ビルピット用ライニング材の厨房排水による劣化機構に関する研究
その3 高級脂肪酸による接触・浸漬試験と排水・スカム構成成分の接触角測定
*杉野 慶明長谷川 完鈴木 貴大吉田 真悟岡本 肇高橋 拡
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p. 05-

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抄録

厨房排水によるライニング材の劣化メカニズムの解明を目的として、各種調査・実験を行った本研究のうち、その1・その2で、排水と喫水面浮遊物の成分分析と浸漬試験を行い、劣化の主要因は高級脂肪酸であると推測した。本報告(その3)では、高級脂肪酸の融点の違いによるライニング材への影響を把握することを目的として、各種の高級脂肪酸を用いて、常温(20℃)におけるライニング材の接触・浸漬試験を行うと共に、試薬を用いた、接触角測定により、ライニング材の表面にどの程度付着しやすいのかを定量的に評価し、厨房排水中のスカム付着による劣化メカニズムを推定した結果を報告する。

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