日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2015年大会学術講演会
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2015年大会学術講演会研究発表論文集
漆喰系材料の観点から考察した遺産的建築物の維持保全に関する実験的検討
その3 木摺漆喰天井板における崩落メカニズム及び補修効果の検証
*岡 健太郎田村 雅紀後藤 治
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p. 51-

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抄録
その1・2に続き、既存の漆喰天井板の補修に関して技術的な考察を進めた。実験では、実構造部材を模した試験体を作製して補修効果を検証した結果、無補修の部位と比較して平均で約30倍の強度向上が認められた。加えて、実構造部材(1×1m)の半分の領域に補修を施した後に、最大980galの振動を複数回与えたところ、補修の有無に関わらず剥落は確認されなかったが、無補修領域では加振を行うごとに木摺り-漆喰界面の剥離が進展する傾向を示した。また、実構造物の場合は地震動によって天井板に変形が発生し、それに追従できない漆喰層が大面積で剥落する可能性がある。そのため、木摺り-漆喰界面に対して、補修による十分な支持力の付加が重要と考えられる。
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© 2015 日本建築仕上学会
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