日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2015年大会学術講演会
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2015年大会学術講演会研究発表論文集
二層分離形複合樹脂粉体塗料とアルミ二ウム顔料を混合した硬化塗膜の耐候性評価
*木口 忠広近藤 照夫北川 将司
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p. 60-

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抄録
本報では、意匠的な要求に応ずるため、二層分離形複合樹脂を含む粉体塗料にアルミニウム顔料を混合した複数の硬化塗膜を作製して、サンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験5000時間とキセノンアークランプ式耐候性試験2500時間及び沖縄県における24ヶ月の屋外暴露試験に供試して、建築外装用材料としての適用可能性について検討している。主要な結果は以下のとおりである。(1) 二層分離形複合樹脂粉体塗料とアルミニウム顔料を混合した塗膜は、屋外暴露試験において90%程度の光沢保持率を示しており、色差やL値の変化も軽微である。(2) 熱硬化形ふっ素樹脂粉体塗料とアルミニウム顔料を混合した場合には、二層分離形複合樹脂粉体塗料より色差の変化が大きくなり、L値も大きく低下する傾向が見られる。(3) イソシアネート硬化形ポリエステル粉体塗料にアルミニウム顔料を混合した場合には、著しい光沢低下、色差、L値の低下および黒色への色調変化が確認される。以上の結果から、二層分離形複合樹脂粉体塗料にアルミニウム顔料を混合した場合には、建築外装用材料としての十分な耐候性が期待され、今後も二層分離形複合樹脂粉体塗料の耐候性を含めた評価を継続していく。
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© 2015 日本建築仕上学会
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