抄録
超高層建物は、1970年代から建設されはじめ、現在、1200棟あまりのストックがあり、超高層集合住宅の大規模修繕周期が12~20年で実施されている。超高層建物の工事は、ゴンドラ上での作業のため、中・低層建物に比べ、課題が多いのが現状である。本報告は、今後の大規模修繕における課題を探ることが目的である。超高層集合住宅の中で最も採用の多いRC造に絞り、1972年から1999年までの超高層集合住宅のフレーム工法や構造、仕上材料等の傾向を把握した結果について述べた。その結果、構造については、超高層集合住宅のRC造は、時代と共に高層化し、それに伴いコンクリート強度や柱断面積等の変化が確認された。非耐力壁の外壁については、年代ごとに採用されている材料の変動が確認された。