抄録
本研究では27年間使用されているが、未だ劣化調査を行っていない超高層校舎のシーリング材を対象にする。設立から28年目にして同校舎の外壁にあるすべてのシーリング材を新しく補修することが予定されている。27年間一度も予防保全がされていない超高層建築のシーリング材は劣化度や保全の面でも貴重なサンプルになるため、研究の対象となる。カーテンウォール廻りからシーリング材を採取し、種類は2成分系変成シリコーンであることがヒアリング調査から判明している。シーリング材を東西南北の高層・中層・低層 に分けてシーリング材の経年劣化による力学的性能・耐久性といった物性能力の低下の度合いを把握する目的で物性試験の調査を行う。高さ・方位・劣化状況の違いを考慮しながら100年の期間を想定してシーリング材の補修予算の積算を行い、予防保全が必要かどうか調査を行う。