本研究は、鉄骨-版築ブロック複合構造システムの開発を目指し,荒木田土を用いた版築ブロックの強度特性に及ぼす調合の検討を行うとともに,超音波伝播速度から版築ブロックの圧縮強度およびヤング係数の推定手法について検討を行った。その結果,安定した強度の版築ブロックの作製には水分量を制御し,材齢14日の封緘養生が必要であることや陸砂を混合することで圧縮強度の向上が確認できた。また,水分量を制御する上で重要な土の含水比は静電容量を測定することで概ね推定が可能であることを示した。さらに,版築ブロックの圧縮強度およびヤング係数は超音波伝播速度から推定が可能であることを示唆した。