廃せっこうボードをリサイクルしたせっこうボード製品の普及に伴い、原料のせっこうに分離できない原紙が混入することで発熱量が増加し、これを下地として壁紙等で仕上げた防火材料は、発熱量以外の防火性能(発ガス性、亀裂・変形等)についても基準を満たさなくなる可能性がある。現在、防火材料の国土交通大臣の認定に係わる性能評価では、発熱と亀裂・変形等に関して発熱性試験装置(ISO 5660-1)が用いられており、防火材料の下地材料や、せっこうボードのリサイクルによる発熱の増加等の小さな発熱速度(量)を計測した際の結果のばらつきが性能評価に影響を与える。ISO TS 5660-4に規定される試験法はあるものの、従来から防火材料の国土交通大臣の認定に係わる性能評価で用いられてきた発熱性試験装置(ISO 5660-1)により小さな発熱速度(量)を測定する上で、防火材料の性能評価の観点から結果のばらつき要因を少なくするための検討を実施したのでその概要を報告する。